小城盛(クスクムイ)

小城盛(クスクムイ)

八重山の各地に残る琉球王国時代の見張り台

「小城盛」。読み仮名が難しいと思いますが、「クスクムイ」または「クスクムリ」と読みます。 どういったところかというと簡単に言えば琉球王国時代の見張り台的なもの。 1644年に、この付近の海を通過する異国の船や貢船を監視するため、 また、何か有事のことが起こった際には狼煙を上げ、 石垣島の蔵元に通報する火番所の役割として建てられたとのこと。

当時、こういった役割の見張り台(監視台?)は八重山諸島の島々にあり、 黒島にあるフズマリ、与那国島にあるダティクチディ、 波照間島にあるコート盛などが同様のもので観光ポイントとして有名です。 もちろんそういった役割の場所のため、見晴らしもとても良い。 竹富島の展望としては、なごみの塔があまりにも有名で 常に混雑している状態ですが、小城盛(クスクムリ)はいたってのどかな雰囲気。

竹富島の集落の中心より港側に位置し、やや見つけにくい場所にありますが、 決して遠い場所ではありませんので、レンタルサイクルなどで 訪れてみるとよいでしょう。 なごみの塔のように集落の景色はあまり見ることができませんが、 港側の竹富島らしいのどかな自然の風景を楽しむことができます。 竹富島の古い集落の景色は、もちろん押さえておくとして、 離島らしいのどかな自然の景色もぜひ、ご堪能ください。

※営業時間や入場料など、掲載されている情報が古い場合がございます。

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