本部の観光スポット: 塩川

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塩川

塩川

世界に2つしかないうちの1つ、塩水が湧き出る川

塩川(しおかわ)は本部町の南に位置していて海岸線からは約150メートル離れた内陸にあります。 その名の通り塩水が湧いている川です。塩水が流れている川はこの本部の「塩川」を含め、 なんと世界に2箇所のみしかありません。余談ですがもう1箇所はプエルトリコです。 その様な貴重な川ですので昭和47年の5月に国の天然記念物に指定されております。

川の規模は小さく長さは300メートル程度で幅も4メートル程しかありません。 しかし、この小さな川にはシオカワモッカという準絶滅危惧とされている海藻や 原始的な形をとどめている昔蝦(ムカシエビ)などの珍しい生物が生息しています。 その為「日本の重要湿地500」という国内の重要な湿地として選ばれておりますが、 近年、大雨や道路整備の影響で環境が悪化しつつあり、 生育の妨げなど生物達にも影響を及ぼしております。

川に訪れた際には、環境に変化をもたらさない様に注意しながら楽しく観察しましょう。 運が良ければ珍しい生物達に出会えるかもしれません。 そして、内陸部の塩川で毎秒100リットル湧き出ている塩水は東シナ海に流れて行きます。 どの様なメカニズムで塩水が湧いているのかという事は未だに解明されていませんが、 その不思議な経路で湧き出た塩水が大海原の海水を目指して流れて行くという点が魅力的な川です。

更に本部の観光情報を知りたい方はこちら:もとぶ町観光協会

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