2015年国立公園指定!那覇から最も近い離島、慶良間(ケラマ)諸島!

那覇から船で約1時間ほどの場所に位置する慶良間諸島は、"ケラマブルー"と呼ばれる世界中のダイバーを 魅了してきた美ら海を有する大小20ほどの島々が集まっています。様々なマリンスポーツが楽しめるのはもちろんですが 1月から3月の冬の時期はホエールウォッチングも楽しむことが出来ます。美ら島として世界中からも観光客が訪れ、海の中だけでなく陸地でも様々な絶景を堪能できます。 朝陽や月光が映える海面を展望台から見下ろせば、そこには一生忘れられない感動の光景が広がっています。 そんな魅力満載の慶良間諸島の中でも滞在先として人気の高い3つの有人島をご紹介していきます。
サンゴの日に誕生する31番目の国立公園
平成26年(2014)3月5日(サンゴの日)、慶良間諸島全体が「慶良間諸島国立公園」として31番目の国立公園に指定されました。
サンゴ礁の生態系と冬にやってくるザトウクジラの繁殖海域などが高く評価され、ダイバーや地元住民の方々の
環境保護に対する意識の高さが実を結んだ結果、見事国立公園として指定されました。通常、海域の指定は沖合い1km程度ですが、クジラの
繁殖海域を保護するため7kmまで広げました。今までも人々の手によって様々な保全がされていましたが、国立公園に指定されたことにより、
国による自然保護対策が行われることでさらに美しさを取り戻すことになるでしょう。慶良間諸島が元の美しさまで息を吹き返すようになるには、
島を訪れる一人一人の心掛けも重要となるのでそれぞれの島のルールの従って楽しく沖縄の自然を満喫しましょう!


那覇からわずか35分の楽園・渡嘉敷島
一番大きな有人島として那覇からの入口に当たる渡嘉敷島は、阿波連ビーチ・とかしくビーチという 美しいビーチが有名。ダイビングはもちろん、無人島ツアーやシーカヤックといったバリエーション豊かな マリンスポーツが楽しめます。島内はフェリーターミナルのある渡嘉敷、とかしくビーチのある渡嘉志久、 阿波連ビーチのある阿波連という3つの集落があり、山がちな地形で農業は盛んではないですが、渡嘉敷集落の近くでは 稲作が行われており離島では少ない田園風景を目にすることもできます。さらに、鯨海峡とも呼ばれるこの島では、各所 に設置された展望台からホエールウォッチングも可能です。


サンゴ礁に浮かぶ無人島の玄関口・座間味島
慶良間諸島の中で最も北に位置する有人島。周辺は「嘉比島」「安慶名敷島」「安室島」といった 小さな無人島に囲まれています。山林に覆われた地形を活かして島の高台には展望台が設置され、冬場には慶良間諸島を訪れる クジラを見ようとホエールウォッチングファンが訪れます。一番人気の古座間味ビーチは整った環境と美しいサンゴ礁がウリですが、 一番のオススメポイントはこの島の特徴でもある「無人島渡し」。周囲の好きな島に好きなときに渡ることができてお値段もそれぞれ1,000 円程度なので、リーズナブルに無人島を満喫できるのが座間味島です。


沖縄の田舎らしい素朴な雰囲気が魅力的・阿嘉島
慶良間諸島の中でも最も西に位置する島で、すぐ南に浮かぶ慶良間諸島・外地島と橋で結ばれており、3島は車で行き来が可能。 他の2つの島と比べ規模も小さくあまり観光化されていないので、離島そのものの雰囲気が味わえます。人気のニシ浜ビーチは、透明度抜群の ビーチが勢ぞろいする慶良間諸島の中でも一番との呼び声が高くダイビングやシュノーケルといったマリンスポーツを楽しむことができます。島の多くは 森林原野に覆われていて起伏も激しい地形なので、天然記念物に指定されている「ケラマ鹿」もよく見かけます。 知名度こそ少し劣りますが、「阿嘉島の海が一番」「阿嘉島が一番好きな離島」と言う沖縄ファンの多い通好みの島としてリピーターが続出

沖縄を訪れる観光客のほとんどがダイバーというまさにダイビングの聖地・慶良間諸島。
沖縄本島のように目玉となる観光施設はないですが慶良間諸島最大の魅力ともいえる美しいビーチでのんびり昼寝や散歩をしたり貝殻を拾ってお土産にしてみたりと
都会では味わえない体験ができます。
さらに、浜辺で眺めるサンセットや満天の星空といった素晴らしい自然に囲まれて過ごすことで同じ日本とは思えない非日常を味わうことが可能!冬から春にかけては、
クジラが繁殖や子育てに慶良間の海へ集まるのでホエールウォッチングが盛んに行われていることでも知られています。日本でも数少ない様々な種類のサンゴ礁が群生し、
それを取り囲むトロピカルフィッシュの魚群と南国ムード満点の海が待っています!
そんな世界中に愛される美しい環境を守るためにも島を訪れる際は下記にご注意下さい。

①サンゴ礁の上には立たない
慶良間諸島の海は干潮時になると水深が浅くなり簡単に沖まで泳いでサンゴ礁を間近で見ることが出来ますがその際に、うっかりフィンでキックしたり足をついてしまうことがあるので、注意してください。

②ごみを捨てない
ケラマブルーを目の前にビーチパーティーをされる方も多いですが、その際に出たゴミは所定の場所に捨てるか持ち帰る事を徹底して下さい。自然を楽しむための必須条件です!

③魚には餌をあげない
透明な海を泳ぐカラフルな魚たちを眺めているとどうしても餌付けしたくなると思いますが、これは生態系を壊しかねません。餌付けに慣れた魚には添加物に反応してなのか白い斑点が見られることもあるそうです。 さらに、餌のゴミや油などが海を汚してしまうこともあるので魚は眺めるだけに留めておきましょう。

④サンゴ礁の天敵オニヒトデ
人間の次にサンゴ礁の生態を脅かす存在なので、見つけたら駆除してください!しかし、棘を持っているので素手で触らないようにフィンに乗っけたり木の枝などを使って海岸に運び、穴を掘って埋めましょう。 くれぐれも棘で手や体を刺さないように注意してください。
美ら海とクジラに囲まれた島・渡嘉敷島

マリンライナーとかしき利用:約35分
フェリーとかしき利用:約70分
約700人
・レンタカー・レンタルバイク
・レンタサイクル・バス
慶良間諸島を代表する離島の一つで、那覇からの近さもあってとても人気です。 渡嘉敷島は南北に細長い形をしており、その多くが山がちな地形ですが、海岸線に沿って少しの平地が広がっています。 ほとんどの島民は村役場のある渡嘉敷島港周辺と阿波連地区に住み全体的には田舎の良い所が残るのどかな雰囲気が 広がる島です。美しい2大ビーチが人気で、周辺環境も整っているのでシュノーケルをはじめとする様々なマリンスポーツが楽しめます。


【 阿波連ビーチ 】
阿波連集落のすぐ目の前に広がる弓形のビーチなので流れも少なく安全です。 渡嘉敷島を代表するビーチで海水浴だけでなくシュノーケルも楽しめるので夏になると 色とりどりのパラソルが並び活気があります。すぐそばには集落があるので、ご飯やシャワー施設、 マリンスポーツのレンタル店と充実しているのでとっても快適に過ごすことが出来ます。

渡嘉敷港より車で約15分

【 トカシクビーチ 】
こちらも、渡嘉敷島を代表するビーチの一つで、三日月形をしておりその美しさは特筆するに値します。 ビーチの砂浜から続くように緑豊かな公園が隣接していることが特徴で、可愛らしい小鳥がすぐそばまで 遊びに来てくれることも。多くの人は阿波連ビーチに向かうので静かな雰囲気を味わうことが出来、運が 良ければ景色を独り占めできるかも?!

渡嘉敷港より車で約15分

【 アラン展望台 】
天気の良い日には沖縄本島まで見渡すことが出来る展望台。ここからはホエールウォッチングが可能で 専用の双眼鏡も設置されている展望台はここだけ!曲がりくねった林道を上がっていくので、辿り着くまで 少し大変ですが、展望台から見下ろす海岸線や景色を一目見れば疲れも吹っ飛んでしまいます。

渡嘉敷港より車で約10分

【 阿波連岬灯台 】
島の最南端・ウン島の阿波連岬にある灯台で、急な階段や草むらをかき分けて進むので辿り着くまで容易ではなく、 かなり辛いですがそこからの見晴らしは最高です!灯台周辺はまるで秘境のようで、灯台の古さや痛みからは歴史や風情を感じます。 地図上では地続きのように見えるのですが、ほんの少し離れており、間には水路もあるのでビーチから少し泳いで行くことになります。

渡嘉敷港より車で約10分

シーフレンドステイ
ラムサール条約にも登録されたサンゴ礁に浮かぶ島・座間味島

クイーンざまみ利用:約50分
フェリーざまみ利用:約2時間
約600人
・レンタカー・レンタルバイク
・レンタサイクル・バス
座間味島といえばダイビングのメッカとして世界的にも有名ですがダイビング以外にもシュノーケルに適したビーチも数多く海水浴も楽しめます。 また、高台にある展望台も多く、それぞれ異なった景色を望むことができ、冬場は子育てにくるクジラの基地としても知られています。 観光名所に富んだ島ではありませんが、最大の魅力でもあり「座間味ブルー」と称される独特の深い青色の海を前にきっと心が奪われてしまうでしょう。


【 古座間味ビーチ 】
真っ白なコーラルサンドとどこまでも続く透明なブルーの対比が美しく、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで2つ星を獲得した座間味島のメインビーチ。 ビーチ環境も整っており、夏になると多くの観光客が訪れ、サンゴ礁が広がる海では熱帯魚を見ることもできるので是非シュノーケルで素敵な海中を覗いてみてください!

座間味港から徒歩約15分

【 マリリンの像 】
映画ファンには堪らないポイントで、映画「マリリンに逢いたい」で有名になった実在の犬で、隣の阿嘉島からボーイフレンドのシロが 泳いでくるのを待っているのです。阿嘉島から最も近いこの場所でシロを待つマリリンからは深い愛情を感じます。マリリンはその後交通事故で 亡くなってしまいましたが、恋人のために危険な海を渡ってきた勇敢なシロとその恋人マリリンの物語を残そうと建てられました。

座間味港から車で約5分

【 阿真ビーチ 】
座間味島の南西部に位置する人里離れた砂浜で、途中山道を抜けていくことから人がほとんど来ない穴場のビーチ。阿真集落の目の前に広がり、 隠れたファンが多くのんびりとした時間を過ごせるビーチ。透明度の良い海中にはウミガメが住み、身近に感じながらの遊泳が可能ですが、 あまり近づきすぎないように優しく見守りましょう。夕陽も美しいので日没を狙って訪れるのもオススメ!

座間味港から車で約5分

【 神の浜展望台 】
集落から東周りで展望台巡りをする場合、一番始めにあるのがこの展望台です。南の方角には嘉比島や安慶名敷島を見渡せ、 天気の良い日には久米島まで見渡せ、天気の良い日には久米島まで見渡すことができます。2階建てで周囲を遮るものがないので、 360°見渡すことができ、サンセット展望台としても有名です。風通しもいいので、ドライブの途中にここに寄って休憩するのもオススメです。

座間味港から車で約15分

民宿ロビンソンステイ
素朴さが残り多くのリピーターが集まる癒しの島・阿嘉島

クイーン座間味利用:約1時間10分
フェリー座間味利用:約2時間
約270人
レンタバイク・レンタサイクル・徒歩・タクシー(島で1台のみ)
ダイバーの聖地として世界中から注目されているケラマ諸島に属し、その美しい自然とシンプルさが一際際立つ島が阿嘉島です。コンビニも信号機も無く、島の原風景を見ることができます。日常に溢れかえる様々な利便性と引き換えに、かけがえのない何かがある島なのです。そんな阿嘉島の魅力は何と言っても美しい海。特に「北浜(ニシハマ)ビーチ」はケラマ諸島の数あるビーチの中でも、透明度と美しさはピカイチ。海の中の珊瑚礁や熱帯魚の多さに離島ファンを魅了し続けるビーチです。阿嘉島は座間味島ほどの華やかさは無いけれど、のんびり穏やかなところが良いと、リピーター率が非常に高い島なのです。


【 北浜ビーチ 】
何度足を運んでも感動する、海の色と白い砂浜。透明度が抜群の遠浅のビーチ。海のすぐ向こう側には座間味島などの島々を見渡すことが出来ます。ニシハマビーチではシュノーケルが人気。珊瑚礁や色とりどりの熱帯魚を身近で観察することが出来ます。夏場は日差しが強いので、熱中症にならないように対策が必要です。

阿嘉港から車で約5分
徒歩で約20分

【 阿嘉ビーチ 】
高確率で海亀が見られるビーチとして有名な阿嘉ビーチ。阿嘉ビーチは通称であり、正式名称は真謝浜(マジャノハマ)と言います。北浜ビーチと違って、ここにはシャワーやトイレ、お店などは一切ありませんので、着替えやシャワー等は宿で色々と済ませる必要がありますが行く価値アリです。

阿嘉港から徒歩で約3分

【 天城展望台 】
天城展望台は阿嘉集落から最も近い展望台で港から徒歩で約15分ほどで行けます。展望台からは、慶留間島や渡嘉敷島、久場島を願望できます。他にも集落や阿嘉大橋、またダイビングスポットでも有名な「サクバル奇岩群」も見渡せます。まさに絶景ポイントです。

阿嘉港から徒歩で約15分

【 高良家 】
阿嘉大橋を渡り、慶留間島唯一の集落「慶留間集落」の中にある重要文化財。沖縄独特の赤瓦屋根に覆われ立派な石垣に囲まれた琉球伝統家となっております。

阿嘉港から車で約10分

自遊人の村シードルンステイ

阿嘉島で最も大きな宿。島では珍しいバストイレが完備されている宿です。施設の老朽化は否めませんが、気さくなオーナーさんが様々なニーズにも対応してくれる島ならではのアットホームさがある宿です。港からの送迎は有り。北浜(ニシ浜)ビーチまでの送迎や島内観光もタイミングが合えばしてくれるかも。体験ダイビングやシュノーケル、また朝日・ナイトツアーなど様々なオプショナルツアーもあります。阿嘉島でのんびり島時間を堪能したいという方におすすめ!
住所:〒901-3311 沖縄県島尻郡座間味村字阿嘉22-2
アクセス:阿嘉港から送迎にて3分