上江洲家

上江洲家

旧家から学ぶ琉球王朝時代の生活

名前の通り「上江洲」という代々地頭を勤めた旧家の家で、青空に映える赤瓦の屋根やヒンプン(石塀)が立つ格式高い屋敷です。魔除けや目隠しの意味で立てられているヒンプンの中央には、冠婚葬祭や来客時にしようされたと言われている竹垣で塞いだ中門があります。

上江洲家はお茶や綿糸を栽培し、久米島の伝統文化でもある紬の製法を村人に普及させるなど島の産業振興に貢献したと言われています。この屋敷は周囲を石垣で囲む「石垣殿内」という屋敷構えや沖縄独特の赤瓦の屋根が保存されていることから国の重要文化財に指定されています。ただ眺めるだけでなく家の周りを一周し、沖縄の歴史文化に触れてください。

軒先に置いてあるベルを鳴らすと案内人のおばあが出てきてくれるので、この屋敷の由来についての話をいろいろと聞いてみてください。屋敷の建築様式は琉球王朝時代の風水に基づいたものなので、沖縄独特の間取りや家具の配置には意味があります。古くからある建物ですが、保存状態がとても良いので昔の生活の様子を垣間見ることができ、久米島の歴史と旧家の面影を感じることができます。

住所:沖縄県久米島町西銘816
アクセス:久米島空港から車で約10分
休み:不定休
時間:9:00~18:00(冬季は~17:30)
見学料:大人300円 中学生200円 小学生100円
駐車場:あり

社団法人久米島町観光協会「くめじま情報」

※営業時間や入場料など、掲載されている情報が古い場合がございます。

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